換気様式(モード)から呼吸様式(患者さん)へ、意識を変えてみよう!

夕方に緊急搬送された患者さんに血液浄化するかもしれない!って事で待機中です。

救命センターで臨床工学技士(CE)させてもらってますが、つい先日看護師さんから
『人工呼吸器ってどれぐらいで理解できますか?』と聞かれましたw
さて、どれぐらいでマスターできますでしょうか(笑)
僕自身、胸を張って”マスターしとります!!”なんて決して言えない・・・orz日々是勉強です。
やはり人工呼吸器は看護師にとって難しいME機器なんだなぁと感じながら、
どうやって分かりやすく説明できるだろうかと毎日悩んでます。
難しさの一つに多彩なモードがあるわけですが、ぶっちゃけモードなんてもんに固執すべきじゃない!とすら感じてます。
換気様式(モード)は乱暴な言い方をすれば人工呼吸器から、『こんだけのものをこんくらいで送る!』と最近では
言い切ってますww
大事なのは患者さんの呼吸様式(自発呼吸?苦しそう?)なんです。どうしてもモードを理解する事で精一杯で、
途中挫折して、「あぁ~もぉ~無理・・・」というGoldenパターンが存在してるみたいw

確かに巷であふれてるモードの多さには、本当にうんざりしますがね・・・

人工呼吸器を装着されている患者さんを観察する上で、必要最低限の事は?と言われれば、状況によって変わるけど、兎に角患者さんの自発呼吸があるかどうかは確認しましょう(笑

えっ? そんなん当たり前やん!!

という方はOKです(笑

そうでない方はせめてトリガーランプをしっかり見ましょうね!!




ICUで使用しているエビタXL。”成人”て書かれている人形さんの形が・・・・




肺のマークを示したら、それはトリガーしたよ!!つまり患者さんの自発に反応したよ!!ってこと。

病棟で使用しているザビーナも、



ほらね、トリガーランプが点灯するw


モードがSIMVで呼吸回数の設定が12回でした。
そんで、画面に表示している呼吸回数の計測値は12回です。
「先生ぃ~この方の自発はまだありません~!!!」
と判断するには・・・・・だからね!!!

rabbitfoot-family

Important thing, it is family・・・ (明鏡止水の心境を求めて)

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